全労災紹介

indroduction

委員長挨拶

2023年2月16日から18日まで神奈川県足柄下郡・レクトーレ湯河原において開催された全労災第71回定期全国大会において、中央執行委員長をつとめることになりました。私は、青森県八戸市にある青森労災病院で外来看護師として勤務しています。勤続年数は30年以上です。プライベートでは、3世代の孫含めて8人の大家族で暮らしています。

当院は機構の「診療機能の見直し」という方針の下、2019年に病床削減と人員整理を強行しました。これ以上、収支の悪化をさせないという理由からでしたが、その効果は明らかではありません。数年間看護師はスタート人員を確保できない状態が続きました。それまでは、募集をすれば必ず採用でき、看護師の確保に困難をきたすことなどありませんでした。当たり前ですが、人員整理をするような病院に誰が就職したいでしょうか。また、国は「地域医療構想」について厚生労働省は公表はしなかったものの、当院を名指しし、さらなる再編を求めてきています。なぜこのように攻撃をされ続けなければならないのか、腹立たしい思いです。

私が組合活動に参加したのは、自分たちの子供や孫が、将来暮らしやすい社会になれば良いという思いからです。大きなことを言っているようですが、自分の働きやすい環境を作ることで、家族にも良い影響があると思っています。組合活動によって賃金も上がり、休みも取りやすく家族と充実した時間を過ごすことができるようになると本気で思っています。実際は要求が通らないことも多いですが、労災病院で働く職員の労働環境が今日よりも明日、少しずつでも前進し、全労災の歴代委員長がつないできたバトンを次の世代へ良い状態で渡すことができるよう精一杯頑張ります。どうかご支援よろしくお願いします。

委員長 大向 智子

2023年3月22日
全国労災病院労働組合
中央執行委員長 大向 智子